月刊誌「がんサポート」2004年9月号にオストミー協会前会長稲垣氏とエッセイストの俵萠子さんの会談「温泉文化にもバリアフリーを」が掲載されていました。
(俵さんは96年乳がんで右乳房切除。01年11月、「1・2の3で温泉に入る会」発足)
内容を紹介しましょう
稲垣 - 温泉は我々にとって大きなバリアーと言うかハードルと言うか、難しい問題です
俵 - それは私たちもまったく同じです。
稲垣 - しかし「1・2の3で温泉に入る会」ってとてもいい名前ですね。思いきって入ってしまえばどうってことないんですから。
俵 - そう、入るまでが大変。
稲垣 - 私どもの支部で年に1,2回温泉旅行に行くんです。初めて手術して自分の家の風呂にも入れない人がいるんですね、それで皆で『大丈夫だよ!』って言って「ドッボン」って入っちゃう。皆さんとてもよろこびますよ。
(エビデンス社発行「がんサポート」2004年9月号参照)
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脱衣室が個人ブースにしたり、洗い場の仕切りがあるともっと利用しやすくなりますね。
私は極力洗い場に仕切りのある温泉を利用しています。
(例)岩手県花巻の志戸平温泉、など探すと沢山あります。
我々は温泉だけではなく、いろいろな面で心のバリアを取り除いて行かなければなりませんね。
ありがとうございます。
私が手術した中通総合病院では乳がんで手術した方々の会はあります。その方々はお風呂にはこのようにして入るといいですよとアドバイスなどをしてくださるそうです。女性だけなので相談しやすいのかも知れませんね。
秋田にもガンのためのサロンはあります。
一度会の代表に頼まれて参加してきました。会には様々なガンと戦った人や家族などいらっしゃいました。私は同じ病気の方のお話を聴いてやってくださいということで行ったのです。私より年上で、手術をしたのも私より早かったみたいです。女性の方でした。色々話をしてお互いに参考になりました。本当に病気をしてみて気持ちがわかると思います。健常者なら私たちの気持ちを察することはできないでしょうね。
笑顔でいようと思っても落ち込んでしまう日のほうが多いこの頃です。
長くなりました。失礼いたします。
投稿情報: コン | 2009年7 月 2日 (木) 22:22