昭和15年生まれ Tさん 二児を抱きかかえ27歳から、難病といわれるスモン病と潰瘍性大腸炎を、克服した。現在では、お子様も成人し世帯を持ち、お孫様にも恵まれました。
27歳でスモン病を発病 両足からシビレが出てきた、下半身はまるで鉛の固まりでも付けられているように重く立ち上がろう力が入らず大変でした。潰瘍性大腸炎も発病し、大腸全部摘出する方法しかないと言われ、どうしても決断出来ず、平成6年大腸の一部だけ切除し左腹部に人工肛門を造設した。平成12年6月大腸の狭窄のため便秘がちとなり、狭窄部分を取り除く2回目の手術を行った、それでも完治の状態ではなかった。
その頃に、オストミー協会の晴山さん(当時支部長)と出会い、患者会でオストメイトから体験談を聞いたり、医師からストーマ造設手術の講演を聞き勇気づけられた。それをきっかけに平成13年11月大腸全摘手術(3目の手術)右腹部に小さなストーマが増設 3週間で退院。ストーマの手入れも上手になり、苦痛・不安がかなり解消しいてる、補そう具の一割負担で軽減され助かっている。
現在 Tさんは、難病やスモン病の講演で全国を飛び回っております。お身体にきおつけて頂き、Tさんを待ってる方々に勇気と生きていることの素晴らしさを、伝えてください。
オストミー協会・患者会・医師とオストメイトとの連携・オストミービジターの必要性を感じた体験発表でした。
スモン(SMON)とは 腹部膨満のあと激しい腹痛を伴う下痢がおこり続いて、足裏から次第に上に向って、しびれ、痛み、麻痺が広がり、ときに視力障害をおこし、失明にいたる疾患である。 (全国薬害被害連絡協議会・薬害資料館ネット版より)
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