9月30日・10月1日の両日 東北ブロック交流会・支部長会議
秋田市・秋田温泉「さとみ」で開催
支部長会議の議題
「オストミー協会入会の意義」について、各支部より発言
山形県支部長から
“悲しみの中の孤独化”が、オストメイトになった多くの方々が最初に置かれる心情ではないでしょうか。
健康な排泄機能の喪失は、人間の生の根源にかかわるだけに、身体的、生理的悲しみにとどまらず、家族生活、社会生活での自分自身の「アイデンティティ」を喪失する悲しみと不安にも繋がり、孤独感と自己閉塞に落ち込んでしまう、人生での大きな危機状況と思われます。
それを乗り越えて、「新しい自己回復」の作業を進めていくには、孤立したオストメイト単独の力では極めて困難です。悲しみを共有し、分かち合い、支えあうことで孤立感から解放していく仲間との結びつきを可能にする、一種の共同体としての協会の存在があり、協会は基本的にそうした働きを確保し、また会員自らその機能の充実に努めることこそが、自己回復に自己回復に繋がっていくかと思います。更に、こうした集団としての協会が、自助や仲間内での共助を強調する余り、自己完結的な、閉鎖的な「当事者主義」に限局されることなく、社会の様々の方々や機関の理解と協力を得ながら、公的な理解と支援をしっかり引出、よりよく生存の質の向上を実現させていくことも、仲間の志向の結集として大事なところでしょう。 (全文掲載)
講演会 : 顧問医・医学博士 市川晋一先生
「オストメイトの公衆浴場における入浴の現状」
アトラクション : 秋田の民話 ・ マンドリン演奏
翌日は、本部から平尾幸一さん(公認会計士)を講師に「経理研修会」
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